もやもや雲

漠然としたもやもやをできるだけシンプルに

誰も興味ないボクの恋愛

「彼女いないんですか?」

 
「彼女作らないんですか?」
 
「どんな人がタイプなんですか?」
 
全部困っちゃうよね。イケメン芸能人みたいだけど
 
彼女はいないよ。
みんながみんないるわけではないと思うし。
そりゃみんな誰かと付き合っていたら今よりたくさん愛が溢れて、それは素晴らしいと思うよ。でもそういうわけにはいかないし彼女がいることが前提条件みたいなのはちょっと僕みたいなのからしたら厳しいよ。
 
「作らないんですか?」と言われても
「あぁ…そういえばそうだな。うん。よし。作ろう。はい!キミ今からボクの彼女!」というわけにはいかないしね。
誰でもいいから…ってとこまで渇望しているわけじゃないし、例えそうなったとしても難しいんだ。これが。
それに加えて僕は心底惚れるってことが少なくて。
顔がかわいいなって人はたくさんいるんだよ。
この子いい子だなって子はたくさんいるんだよ。
でも付き合うとなるとまた違うじゃない。
難しいんだよ。
意外と。
 
中高生の頃の僕に言ってやりたい。そんな簡単なことじゃねぇぞって。
 
好きなタイプと言われてもね。よくわからんよ。
それに当てはめて恋愛していくと誰一人として残らないんだ。
そういう恋愛の仕方をするのなら僕は相手探しの旅で世界中の女性に会って回らなきゃいけないと思う。そしてその内にきっと死んじゃう。
 
でも敢えて言うのならコロコロ考えやテンションやキャラクターが変わる僕に、飽きず、愛想を尽かさず見守ってくれる人。
「こいつめんどくせぇ」で終わらない人。
「めんどくせぇけどそこが良いんだよ」って言ってくれる人。
 
こうやって色々悩んで考える僕の横にそっと居てくれる人。
理解してくれる人。
ワガママさせてくれる人。
 
そんな人がいれば…の話。
 
ちなみに僕が人生で唯一心底惚れた人は
「私はあなたみたいな経験はしていないからあなたの気持ちはわからない。理解してあげることはできないと思う。だからできるだけ楽しいと思ってもらえるように笑い合えたらと思うよ」
と言ってくれた。
 
これはヤバかった。