僕は「普通」だと思っていた
僕の発する言葉
僕の行動
僕の思考の偏り
僕の当たり前
僕の能力
僕の視点の置き方
僕の感想の抱き方
僕の感じる感覚
その全てが「普通」だと思っていた
別に
「俺は特殊な人間だぜ」的な
厨二病みたいなものではなく
個々人の中に「普通」なんてものはないんだと気がついた
「普通」というのはある程度の人間がある程度従える、ある程度の常識でしかない
そしてそのある程度の人間に「普通」を刷り込むために、どこからお偉いさん達が頭を使って作り出しているものもある
もちろん自然発生的なものもある
それが大きな流れとなって世の中のど真ん中を流れている
流れるプール
そこから少しでもはみ出したり、流れに逆らえば白い目で見られる
そこはもう人間の本能
その流れるプールからすらも、自分が外れているんだ、とわかった時
諦めにも似た絶望に襲われた
もう飛び込めない
いまさら
それに嫌悪感を抱いてしまってる