もやもや雲

漠然としたもやもやをできるだけシンプルに

目指せカカロット。お前がNo. 1だ。

僕らの世代のヒーローはドラゴンボール孫悟空だった。

仮面ライダーウルトラマンもちょうど放送されてない狭間の時代で、ほとんどの男子が熱中していたと思う。女の子はセーラームーン。そんな時代。

 

今では世界中でも人気のドラゴンボール。さらには今でもリメイクしたり映画化やゲーム、今度は新しくアニメもやるみたいだ。なぜドラゴンボールは世代を渡って人気を博し続けるんだろう。

 
それはたぶんだけれど主人公の孫悟空にあると思う。
孫悟空はエリート集団の落ちこぼれ。
朗らかで能天気でいつもちょっと抜けてる。
だけど戦いになれば誰よりも真剣でしかも楽しんでいて、自分より強い相手だとなお楽しんで挑む。強くなるための修行も怠らない。でもベジータみたいに苦行といったイメージじゃなく楽しいからやってる感満載。
人を見下したりイタズラに傷つけたりしない。
悪いと思ったら謝る素直さ。
敵を味方にする器のでかさ。
 
そんなところが孫悟空の魅力だと思う。
そんな孫悟空のような人間になりたい、もしくは身近にいて欲しいと誰もが潜在的に思っているのかもしれない。
 
仕事は一生懸命、でも楽しそうにどんな困難でも積極的に取り組んでいく。
プライベートでは緩く、でも仲間を大切にしてよく笑い、よく食べ、よく寝る。
 
そんな上司や先輩にだったら僕はついていきたいと思うし、自分もそうありたいと思っている。そういえば今でいうワンピースの主人公・ルフィも似た傾向のキャラクターであると思う。僕がプライベートで尊敬している大好きな人たちもこの傾向が強い。
 
もちろん誰しもがこうなれるわけではない。
真似をしたところで所詮それは真似でしかない。
 
だけども心のどこのかにそういう存在(理想だったり尊敬できる人)を置いておくだけで道標になることがある。困った時、迷った時あの人だったどうするだろう。
きっとこうするだろうな。
 
そうやって自分を見失いそうな時にはそういう存在と自分を照らし合わせていつもと違う行動をとるのも必要だと思う。
 
ただ間違ってはいけないのは自分とその人を同化させること。
 
全く同じような行動であったり比べてしまったり。
そうなると薄っぺらさが出てくるし、やもすれば理想と現実の差に打ちのめされ自己嫌悪にさいなまれるかもしれない。
 
自分は自分。
 
理想とする部分だけうまいこと取っていけばいい。
最初は色んな人の良いところのツギハギだらけでも時が経てば馴染んでくる。
 
まぁ世の中全員孫悟空だったら色々成り立たなくなるでしょうね。