もやもや雲

漠然としたもやもやをできるだけシンプルに

過去にトラウマを抱えた人間の分水嶺

書きたいことは基本的にあるんだけれど、今はもやもや雲が多すぎてうまく掴めないでいる。言葉と言葉が、文章と文章とがうまく繋がらずにお互いが独立した機関のように漂っている。これがうまく繋がってきた時はすらすらと書ける。

 

パズドラみたいなパズルゲームで同じ色が揃わずに解消できない状況と似ているかもしれない。解消できる時は一気にいけるが、今は何だか揃わずにもんもんと溜まっていく。(まぁ…そもそもパズドラはCMのイメージしかないのであんまりよく理解しておらず、個人的にはぷよぷよテトリスの方がしっくりくる)

 

まさに今のこの状態がもやもや雲状態。

減ったと思ったら増えて、増えたら増えたでなかなか解消できない。

さながら仕事がひと段落ついてきたところに、「キミ!これも今日中に頼むよ!」と、上司から仕事を押し付けられるしがない窓際サラリーマンのようだ。だいたいそういう上司に限って悩みを打ち明けると「そんなことで悩んでるのか。俺なんてなぁ…」と自分語りが始まっていくのだ。

男というのはどの時代になっても猿と同じである。権力・暴力…力の優劣で上下を決めたがって、決まって上に立ちたがる。そして下を見下して人の悩みをくだらない・つまらないで一蹴して自己顕示欲を満たそうとする。

 

そしてそれは仕事の場に置いて最大限発揮される。

これはもう鬱陶しい。

まぁ鬱陶しい。

 

(このメタファー上の上司に恨みはないのだけど…)こんな上司の言うことなんて一つも聞きたくない!と思ってしまう。という本音を隠しながら、「こんな人でも誰かに好かれている人だから」「10%ぐらいは参考になるところがあるはず。残り90%は反面教師に…」と、何とか自分をなだめるのが関の山だ。

もう少し謙虚になれたらいいのだが、それにはまだまだ僕は精神的に幼い部分がある。

僕も「上下なんて気にしない。猿じゃあるまいし」なんて考えながら、本音では「自分は本当に苦しい思いをして生きてきたんだ。その苦しさも知らずにとやかく言われたくないし、理解できないだろう」と思っている節がある。

 

それは僕にとっての逃げ道であり、自分を守る鎧の代わりをしているんだと思う。

僕の心の殻の正体はたぶんこいつだ。しかもこれが心の傷として作用することもあれば、サボりたい・怠けたい時の言い訳に使われている時もあるからやっかいだ。

 

でも…たぶんもう関係ないんだと思う。

過去は。

 

いや、過去にそういうことがあったのは事実だし、その過去によって傷を負ったりトラウマを抱えていることまで否定する必要はないと思う。ただそこに囚われていてはどこにも行けない。

僕は過去から脱却したいと思ってきたし、今もそう思っている。

そして何より、今脱却しないと手遅れになりそうな気がする。

ここが分水嶺なのだ。

なので過去は過去であった事実として置いておく。そして今は今でやるべき事を模索してやっていこうと思う。もちろん僕は強くない。どこかで挫けることもある。それでも少しずつやっていこうと思う。そしたらまた違う世界が見えるかもしれない。