もやもや雲

漠然としたもやもやをできるだけシンプルに

小さな後悔、大きな成長

生きていればたぶん誰しもが小さな後悔とか、後ろ髪を引かれるような想いをしたことがあると思います。本当に小さな。

 
「あの時、声をかければよかったなぁ」
とか
「もう少し優しい言い方があったんじゃないかな」
とか。
 
本当に小さな思い出なんだけれど何年経っても覚えているような小さな後悔。
意外と覚えてるものなんだよね。
 
僕が小学生の時に隣の席の女の子が授業中におしっこを漏らしてしまったことがあった。おとなしいお嬢様といった感じのその子は、顔を真っ赤にして周りからの目線に耐えてた。その後いじめられたりとかは覚えてる限りではなかったと思うんだけれど、その子はすぐに転校してしまった。
あの時もっとうまく声をかけれてたら…何て声をかけてたら・どんな行動をしていたら…っていうのは今でもふと考える時がある。本当に小さな小さな後悔。
 
さらに言えば母親に対して、家族に対して僕がどうあれば壊れずに済んだんだろう。と。「僕がちゃんとしていれば何も壊れなかった」という気持ちは決して消えない。
 
だけど中には
「後悔なんてしても仕方ないじゃん。過去は変えられないんだし」
という人もいる。確かに過去は変えられないんだけれども、過去から学ぶことはできると思う。その小さな後悔があるから
 
「今度同じ状況にある人がいたらこうやって声をかけよう」
 
とか
 
「次は勇気を出して声をかける」
 
と次に向けての反省材料になる。
 
僕で言えば
「もう目の前で誰かが母親のように壊れてく姿を見て見ぬ振りはしない」
と決めた。もちろんそれが完全にその人の為ではない。
どちらかと言えば自分の為である。偽善者。
 
だけどもその偽善で救われる人がいるならそれはそれで構わないと思う。一方的に救うのではなくてお互いに救い合う。助け合い。支え合い。だからもちろん押し付けはしないし相手をよく見て行動する。

多くのことは過去から学べる。
未来から学ぶことはほとんどない。
 
後悔後先に立たず?
 
後悔後先に大いに役に立たせろ