自己顕示欲と承認欲求の受け止め方が上手になりたい

自己顕示欲と承認欲求。

これはたぶん自分を保つ上で何より重要な部分だと思う。

自己顕示欲は、自分を他者に他人にアピールしたいという欲のことだ。

承認欲求は、他人から認められたいという欲求のこと。

承認欲求を満たしたいが為に、自己顕示欲が強くなり過ぎる。

こういう傾向は様々な形で世の中に溢れている。

犯罪につながるケースだって少なくはないし、嫌われる人はこの傾向が強いように感じる。自己嫌悪が強い人はこういう自分に気づいていて、でもどうすることもできないもどかしさに打ちのめされているかもしれない。

僕もこういう傾向は強い。

小さい頃は勉強も運動も誰よりもできていて天狗になっていたこともあるし、自分を出せない、厳しく律して生きていかなきゃいけない環境だったことも手伝ってか、「もっと自分を見て欲しい」というか「もっと本当の自分を認めて欲しい」という気持ちが強い。

でも誰も見てくれないし、他の人徳のある人の元にみんな集まっていく。

どんなアピールをしても振り向いてもらえない。

そこで僕がたどり着いた答えは「あぁ俺は価値のない人間なんだ…もっと価値のある人間にならないと誰にも振り向いてもらえない」だった。

だから「みんなに振り向いてもらえる価値ある人間」を目指して取り繕うようになった。ある程度はそういう理想に近づき、少し振り向いてもらえるようになった。

が、そこまでたどり着いた僕が何を思ったか。

満足…はできなかった。

理想にたどり着けない自分。そしてボロが出て人を怒らせてしまうと強い自己嫌悪に陥るようになった。最終的には「あぁ…俺はやっぱり性根が腐ってるんだ。根っからのクズなんだ」とまで追い込まれた。

さらには人に褒められたとしても「それは本当の自分じゃない。」と喜ぶことができず、さらには「みんなにウソをついて騙している」自分は本当に本当にクズだ。とまた自己嫌悪するのである。

そうなると人と関わりあうのは怖くなるし、取り繕った自分を見てる人たちが本当の自分を見られたらみんな去っていってしまうんじゃないかと怖くなった。

もう一つ言えば、「いい自分」を演じるのは本当に疲れる。

その上、上に書いた自己嫌悪が襲ってくるのだからもう本当に本当に嫌で嫌で仕方なくなる。余計に心の壁は厚くなるばかりだった。

今はどうか。

少しはマシになった。

何がきっかけとか、何がどうとはまだうまく書けない。

でも一言で言えば「腹をくくった」時期があった。

半分ヤケだったかもしれない。

とりあえず思い切りやってみてダメだったら首をくくろう。と。

メタファーではなく、本当に首をくくろうと思っている。

それに誰にでも好かれる人間なんていないんだなと気づいたことも一つの要因だし、僕を嫌って離れていくなら仕方ないやと諦められるようになった。

なぜだろう。

本当に気持ちのレベルで自分に繰り返し繰り返し、暗示をかけ続けただけだと思う。

あとはもうどんなに気になっても「まぁいいや」を唱え続けた。

それでもたまにはひどく落ち込むし、自己嫌悪にさいなまれる。

そんな時は「ま～だ自分に何か期待してんのか。俺なんてもともとこんなもんだろ」とネガティブから発生したポジティブに転化させることができるようになった。

僕は本当のポジティブはネガティブを経過しないとありえないと思ってる。

ネガティブを経過してないポジティブはただの馬鹿だ。

まだまだきつくなる時はあるけれど、もう少し上手にバランスをとっていけたら楽になるんだろうなぁ